麻雀の勝ち方(打ち方)とは?上達の方法・勝てない人との違い

麻雀において、勝つためにはどのような打ち方をすれば良いのでしょうか?

麻雀が好きな人にとって、これはとても気になる内容だと思います。
勝ちたいけど、そもそも麻雀って実力なんてあるの?結局、運なんじゃないの?勝てる打ち方ってあるの?

私自身、麻雀を20年間打ち続けるなかで、この問いについて徹底的に研究してきました。

そして、売られている麻雀本やサイトなどは見尽くし、色んな知識を吸収しながら自分の麻雀のデータを取り続け、試行錯誤を行った末、安定して勝てるようになりました。
身内にはもちろん、雀荘でアルバイトしていたときも、勝ち越すことがほとんどでした。

今では、大体一日10半チャンくらい打って、一日のトータルがプラスで終わることは7割くらいでしょうか。
もちろん、打つ相手の実力にもよるので、一概に言えませんが。

この究極の疑問にお答えするために、まさに「勝つために必要なこと・考え方」を明らかにしていきたいと思います。

 

麻雀というゲーム

 

まず、麻雀というゲームの本質について触れていきたいと思います。
ここを正確に理解していないと、麻雀で強くなることはできません。

麻雀は一般的にギャンブルの部類に属します。
将棋やオセロとは明確に異なり、運の要素が強いゲームです。

麻雀は通常、4人で行うゲームなので例えば4人全員が同じ実力だとすれば、自分が1半チャンで1位を取れる確率は、25%となります。

しかし、ほかの3人と比べて、明らかに自分が強い場合はどうでしょうか?
例えば、運の要素が関係しない、100m走を行った場合は、明らかに足が速い人が99%勝つでしょう。

ただし麻雀の場合は、明らかに自分が強かったとしても、1半チャンやって自分が1位を取る確率は、実力差にもよりますが、せいぜい30%~40%くらいです。
僕が100半チャンほど打ったデータでは、およそ1位率が36%、4位率が16%です。
どんなに強いプロでも、1位率が5割を超えることはないです。

しかし、これが例えば50半チャンやった場合の、トータルの成績だとどうでしょう?
この場合は、強い人が9割近い確率でトータル成績1位になります。
(実力が近い場合は、当然もっと低くなります)

つまり、少ない試合数だと勝つ確率は運ですが、試合数が多くなればなるほど確実に実力通りの結果になります。
麻雀というゲームは、まずはこの大数の法則に則るのだということを強く理解してください。

逆に言うと、これが麻雀の強さをわかりずらくしている要因でもあります。

一日でやる半チャン数はせいぜい5~10半チャンくらいだと思いますが、これだと明らかな実力差がない限り、運に左右されてしまい、弱い人が勝ったりします。
さらに、負けた時に自分の打ち方に不安を抱き、ぶれてしまい、もしくは負けを取り返そうと途中から高い手ばかりを狙うように打ち方を変えてしまい、泥沼にはまってしまいます。

その結果、「結局、麻雀は運なのか」という結論に達してしまい、勝つために必要なものがよくわからなくなってしまうのです。

まずは、麻雀というのは、ある程度の試合数を経て、トータルで勝つことを目指すゲーム、だということを理解してください。

 

麻雀で勝つために必要な要素

 

 麻雀で勝つために必要な要素は、大きく分けて「技術」と「対応力」です。

「技術」は主に、手作り、牌効率、押し引き、読み(山読み、待ち牌読み)、鳴き、などの技術的な部分です。
(それぞれの意味については後述)

一方で、「対応力」とは相手に合わせて打ち方を変えることです。

相手によっては、こちらがリーチをしてもガンガン攻めてくるタイプもいればすぐ降りる守りが固いタイプもいます。
また、リーチをした場合、スジは信じてバンバン捨ててくるタイプもいれば、現物しか打たない現物主義タイプ、手作りの過程で面前を重視する面前至上主義タイプなど、それぞれ微妙にタイプが異なります。

これによって、こちらの最適な打ち方も変わってくるので、相手によって使い分ける対応力が大事になってきます。

 

麻雀の技術について

 

まず、麻雀の技術の部分から。

先ほどお伝えした通り、麻雀における技術とは、手作り、牌効率、押し引き、読み(山読み、待ち牌読み)、鳴き、をさします。

手作り:配牌からどのような手の方向性で作っていくのか
牌効率:牌組みからどれを切れば一番受け入れが広いのか、なにを切るのが一番良いか
押し引き:相手の攻めに対して、攻めるのか、引くのか
読み:自分の牌や河に捨てられている牌などから、山にどんな牌が残っていそうか、相手の待ち牌や手の中にはどんな牌がありそうか
鳴き:この状態で鳴くべきか、うまい鳴き方、など鳴きの技術

しかし、まずここのページで触れるのは、手作り、押し引き、の部分に限定します。

なぜなら、牌効率や読み、鳴きといった他の技術的な要素は、ある程度売られている麻雀本やサイトにしっかりと載っている事と、そこまでこのページで踏み込んでしまうとボリュームが増えすぎてしまうので、このページではあくまで麻雀に勝つ考え方や打ち方、上達の方法の部分を重視します。

ただし、今後別のページで牌効率や読み、鳴きなど他の技術的なところも紹介していくかもしれません。

 

手作りの考え方

 

まず、麻雀の手作りの考え方についてです。

麻雀の手作りについては、まず配牌が配られてどんな手を構築していくか、ということを考えます。
面前で仕上げようとする人、鳴いていこうという人、染め手を作りたい人、様々です。

前置きしておくと、手作りはその時の状況によって異なります

例えば、東一局の平場と南四局で4着の時では打ち方は当然異なります。

終盤での打ち方については、着順を考慮したうえで打点と相談しながらになりケースバイケースとなりますし、ある程度この後述べる手作りの基本がわかれば、自然と終盤での打ち方は身に付いてくるので、ここではそういった特殊な制約がない状態での打ち方について話します。

大前提となる要素としては、「打点」と「スピード」を加味したうえで決めることになりますが、手作りの方向性を考える時は、原則7~8巡目あたりまでにテンパイを取れるかどうか、ということを軸にしてください。

麻雀というゲームはご存知の通り、4人で打つゲームであり、局ごとにあがった人にしか点数が入らないゲームになります。

言い換えると、どんなにいい手を作ったところで上がらなければ意味がないので、上がる確率を高める事が一番重要になります。

4人のうち、最初の一人がテンパイする巡目の平均が7~8巡目であり、ここまでにテンパイを取れるかどうかが一つの目安となります。

ちなみに、この巡目については、統計データに基づいた根拠がありますが、ここではその説明は省きます。

私は、12巡目以降にテンパイする満貫よりも、7~8巡目でテンパイできる3900点の手を圧倒的に重視します。

 

押し引きの考え方

 

続いては押し引きについてです。

念のため説明すると、押し引きとは、相手のリーチや明確なテンパイに対して、こちらが攻めていくか、守るかという判断のことです。

押し引きは麻雀において、最も重要な要素であり一番実力が出るところでもあります。
なぜなら、手作りなどはツモ牌や配牌など自分ではどうしようもない要素が大きく絡んできますが、押し引きは100%自分の選択であり、勝ち負けに与える影響が最も大きい部分だからです。

では、押し引きの判断はどうしていけば良いかというところですが、これも前提として東一局の平場と南四局で4着の時ような場合では、判断は異なります。

こちらも東一局の平場の場合で考えていきましょう。

まず、相手から先制のリーチが入った場合ですが、基本的にはこちらがテンパイしていない状況ではほとんどの場合おりるのが正解だと思って下さい。
相手がテンパイのときに、こちらがイーシャンテン以下の状況から攻めていくのはこちらが倍満クラスの手になっているくらいでないと、確率的にはほとんど不利となります。

私の場合は、安全度の高そうな牌で回しうちしながら、テンパイまで自然に持っていけた場合は追っかけますが、危険牌をツモった場合は原則降ります。

押し引きに関しても、自分が親であるか子であるか、また捨てる牌の危険度によっても異なりますが、ここでは厳密な確率と場合分けまでは記載しません。
相手にリーチが入って、こちらがテンパイではないときは、ほとんどの場合はおりるのが正解であるということをまず認識して下さい。

なお、押し引きについては下記のページで詳しくご紹介しているので、ご参考にして下さい。
麻雀の押し引きについて。麻雀の押し引きについて。攻めと守り(おり)の判断基準とは?

 

麻雀の対応力について

 

次は、相手によって打ち方を変化させる「対応力」についてです。

こちらについては、上級者向けの内容になるのでまだそこまで麻雀をやり慣れていない方は読み飛ばしていただいて構いません。

牌効率や押し引き、待ち牌読みや鳴きなど基本的なスキルが整ってきたら、相手によってそのスキルを使い分けていきます

例えば、こちらが手作りをしていく過程で、相手が中級者以下の場合、こちらのリーチに対して捨てられる牌を考える時、現物もしくはスジくらいしか知らない人が多いです。
知っていてもワンチャンス、ノーチャンスくらいまでです。
なので、こちらのスジをバンバン捨ててくるスジ信者が多いです。

私の場合は、そういった相手に対してはわざとスジひっかけとなるような手作りをしたり、スジ待ちテンパイの場合は多少打点が低くてもどんどんリーチをしたりします。

また、上手くない人に限ってリャンメン以外のリーチを嫌う傾向にあるので、スジが通りやすかったりもします。

手牌読みに関しても、上手くない人は捨て牌のつくり方まで意識がいかないので、混一色をやっている場合や七対子をやっている場合、捨て牌から簡単によむことができます。

このように、相手の打ち方、上手さなどによって癖があるので、それに合わせてこちらの打ち方も変化させていきましょう。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、麻雀における基本的な考え方の部分だけ載せました。
数字的な根拠や理由を載せなかったので(ここに載せてしまうときりがなくなってしまうので、、、)、かなり抽象的な内容になってしまいましたが、麻雀で勝つ上でものすごく重要な内容になります。

今後、これらの具体的な内容については別ページなのでしっかり書いていこうと思っているので、ご容赦下さい。

それでは、ぜひ次の記事も楽しみにしていただけると幸いです。